映画に登場するパラボラアンテナ
映画でもパラボラアンテナは大活躍! 準主役級から重要な役どころの名脇役まで、さまざまな形で映画に登場するパラボラアンテナたちを紹介します。
角川映画
¥ 1,113
人類初の月面着陸をしたアポロ11号との通信を受け持つことになった、オーストラリア・パークスの人々の話。だが、主役はもちろんパラボラです。
このパークスのパラボラは、世界一美しいと言っても過言じゃない。軽量化のためか周辺部だけメッシュになっているディッシュといい、折れそうに細い支持部といい、なんというか、浴衣美人のような色気が漂うのです。映画では、羊が放牧された平原の真ん中にぽつんと立たせて見せたり、そうかと思えばぐっと寄って各パーツをじっくり見せたりと、なかなか愛のある絵作り。
とにかくこれは、史上最高の傑作パラボラ映画。必見。
ワーナー・ホーム・ビデオ
¥ 2,900
説明不要の傑作パラボラ映画。前半部分、アレシボからVLAまで、これでもかと登場するアンテナ群は圧巻。中でもVLAは、ジョディ・フォスターのバックで薄暮の空に浮かび上がったり、まぶしい陽光下でギラギラ輝いたり、なかなかの役者っぷりである。特に宇宙からの電波受信直後に、軍のヘリがVLAめざして飛行するシーンは、ヘリを俯瞰する視点からグッと見上げるとそこにはアンテナ群がずらりと立ってのお出迎え……という流れで、まさしく「キターーー」。
映画の内容はあまり評価は高くないけれど、パラボラ大活躍の前半部だけはたいへん価値があります。
ワーナー・ホーム・ビデオ
¥ 3,400
冒頭、ずらりと並んだVLAのアンテナ群から映画が始まります。よく晴れた空の下、アンテナの整備をしているのはフロイド博士。これはたまりません。必見。ただ、そこで行われるのが政治の話、というのはいただけませんが。
そして最後に登場するパラボラは、サイズはとても小さいし一瞬しか姿を見せないけれど、とても大切なメッセージを運びます。パラボラ好きならこれも見逃せないトコロ。ただ、これで何もかもが解決してしまうというのは、クラークは能天気すぎるとは思いますけどね。
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
¥ 1,189
地球を爆破しに来たヴォゴン人宇宙船の下で首をもたげている、変わった形をしたパラボラが登場します。あれはイギリスのJodrell Bank ObservatoryにあるLovell Telescope、76mの雄姿です。あれだけ大きなディッシュと対比させることで、ヴォゴン人宇宙船の大きさを表すのが目的ではないかと思われます(が、そんなのマニアにしかわかんないような)。
ハリウッド映画だし、地球規模の災難の描写なのだから、どこのアンテナを使ってもいいはずですが、あえてイギリスのブツを持ってきたのは、原作者の故ダグラス・アダムスへの表敬じゃないかと思いますが、どうでしょう。
ワーナー・ホーム・ビデオ
¥ 991
バカ映画なんだけど、米大統領が火星人にメッセージを送るシーンで出てくるアンテナが、なぜかオーストラリアのパークス天文台の64mアンテナです。ほんの一瞬だけの登場。
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
¥ 991
巨大なパラボラアンテナ上で007と006が対決しています。これはアレシボ天文台にある300mの電波望遠鏡。