太平洋光ケーブルの利用増大などの理由により、この施設は2007年3月16日をもって閉鎖されました。日本で最初に衛星中継でケネディ大統領暗殺事件を伝えるなどの歴史的な施設だったというだけでなく、関東近隣で32mもの大型アンテナを複数見られる貴重な場所だっただけに、今後の展開が注目されます。
2007年3月21日、KDDIに施設の今後の計画について打診したところ、以下の回答が得られました:
「KDDI茨城衛星通信センター」の広大な跡地(約18ha)につきましては、日立市、ならびに高萩市に無償譲渡され、その活用方法が検討される予定でございます。
以下の記事のように桜の名所でもありますから、今後も見学等が自由にできる施設にして欲しいですね。もちろんアンテナもそのままで!
※この記事はすでに古くなっています。
KDDI山口衛星通信センターがKDDI西の地球局とすれば、こちらは東の地球局です。アンテナの数、サイズ、見学施設の充実度ともに、山口よりは落ちますが、春先に訪ねればそれを上回る感激が待っています。
施設の入り口からしばらく並木道が続いているのですが、それがすべて桜! おかげで春は桜とパラボラの取り合わせという、すばらしい環境が待っています。
下は山口にも置いてあったホーンリフレクタ。桜の花に取り囲まれています。
ここのメインは2基の32mアンテナです。見学施設もありますが、山口のパラボラ館ほどではありません。