「パラボラ度」の高い順に並べてあります。
人類初の月面着陸をしたアポロ11号との通信を受け持つことになった、オーストラリア・パークスの人々の話。だが、主役はもちろんパラボラである。
このパークスのパラボラは、世界一美しいと言っても過言ではない。軽量化のためか周辺部だけメッシュになっているディッシュといい、折れそうに細い支持部といい、なんというか、浴衣美人のような色気が漂う。映画では、羊が放牧された平原の真ん中にぽつんと立たせて見せたり、そうかと思えばぐっと寄って各パーツをじっくり見せたりと、なかなか愛のある絵作りである。
とにかく、史上最高の傑作パラボラ映画である。必見。
ただし、パラボラに関して言及しているところは少ないです(sigh)。
地球を爆破しに来たヴォゴン人宇宙船の下で首をもたげている、変わった形をしたパラボラが登場します。あれはイギリスのJodrell Bank ObservatoryにあるLovell Telescope、76mの雄姿だと思われます。あれだけ大きなディッシュと対比させることで、ヴォゴン人宇宙船の大きさを表すのが目的ではないかと思われます(が、そんなのマニアにしかわかんないよな)。
ハリウッド映画だし、地球規模の災難の描写なのだから、どこのアンテナを使ってもいいはずですが、あえてイギリスのブツを持ってきたのは、原作者の故ダグラス・アダムスへの表敬じゃないかと思いますが、どうでしょう。
巨大なパラボラアンテナ上で007と006が対決する。ただし、実際にはアレシボ天文台にある電波望遠鏡とのこと。